ボロ屋でも子供は元気に育つ。ボロ屋に住むメリットとは?

田舎暮らし

ボロ屋と聞いて、どう思いますか?
汚い、貧乏、壊れそう、危ない・・・
など、きっと悪いイメージばかり思い浮かべるでしょう。

大抵の人はボロ屋には住みたくないと思います。
でも、ボロ屋にも住むメリットがあるんです。
ボロ屋も捨てたもんじゃありません。

ボロ屋の定義

ボロはボロでも
どこからボロ屋でどこからボロ家じゃないか、
人それぞれの価値観で別れると思います。

私が思うボロ屋とは屋根と壁があり
一応住める家で、なお且つ、
・築50年以上
・床がふわふわしている所がある
・壁が剥がれていたり壊れている所がある
・土壁や砂壁が劣化している
・雨漏りする
・畳が傷んでいる
・トイレがボットン式
・家が傾いている
・床が無い又は傷んでいる
・窓やドアが壊れている
・すきま風が入って来る

などの項目に複数個あてはまる家がボロ屋です。

私が住む家はボロ屋です。
築50~60年の昭和レトロな家ですが、
畳や壁はかなり劣化してきています。
家は傾いているし、台風が来ると雨漏りもします。
それでも私的には快適に住めます。
人によっては住むのをためらう家かもしれません。

ここで私は夫と二人のとてつもなく暴れん坊の息子(4歳・6歳)
と暮らしています。

何でボロ屋がいいのか?

健康な子供が育つ

ボロ屋は毎日掃除しても、ボロ屋はボロ屋です。
雑菌の数も多いはず。
しかし、その雑菌に日々触れているおかげで、
体の中で菌に対する抗体が出来て、
風邪をひきにくい、体の強い子供が育ちます。
また、以前の記事で書きましたが、
乳児期をボロ屋で過ごしたら花粉症にもなりにくくなります。
花粉症対策は乳児期からするべし。花粉症に強い体づくり。

段差が多い

段差が多いのは、一般的にはかなりのデメリットですが、
子供にとっては、メリットの部分もあります。
段差があるおかげで、毎日知らずと
上がったり下りたりの全身運動をしています。
何気にこの運動は足腰を鍛えるのにかなりいいみたいです。

乳幼児は転落の心配もありますが、
そこはしっかりガードして、よく注意していれば
事故にはなりません。
我が家は台所が一段下がっていますが、
子供が赤ん坊の時はハイハイで上がったり下りたりして、
遊んでいました。

家賃が安い

賃貸のボロ屋であれば他の物件よりもかなり安いです。
家賃が安い分、他の事に投資が出来たり、
趣味にお金を使うことが出来ます。
また、マイホームを購入する為にお金を
無理なく貯金することが出来ると思います。

子供がのびのび育つ

何度も言いますが、私の息子たちは
とてつもなくやんちゃで好奇心が旺盛です。
四六時中兄弟で「バンバン、ドンドン、ドッカーン」と
騒いでいます。
男の子は動きが本当に激しいです。
家の中に捕ってきた虫を持ちこんだり、
家の中でボール投げをしていたり、
ハサミで紙を切っているかと思っていたら、
次男がハサミでふすまを刺しまくっていたり、
カーテンを引っ張り過ぎて、カーテンレールが
変形したりと・・・・

言ったらきりが無いほど、やらかします。
家の窓ガラスはすでに5枚交換しました。
ふすまも障子も見るも無残な状態です。

ちゃんと注意はしているんですよ。
しかし、男の子はそうゆう生き物のようです。
男の子を育てたことがある知人たちの中には
「10円ハゲができた」
「歯を食いしばり過ぎて、歯が欠けた」
と言っていました。

女である母親から見たら、不可解な行動に思えますが、
本人たちからしてみれば、ちゃんと理由があるようです。

そんな、暴れん坊の男の子を育てるのは
ボロ屋がいいです。
ボロ屋だったら、壊れてもあまり気になりません。

修繕しないと生活に支障がでてくる物はすぐに直しますが、
それ以外は直してもまた子供に汚されたり、
壊されたりする恐れがあるので、直しません。

子供がもう少し大きくなって落ち着いてくる頃か、
または、家を引っ越す時にまとめて修繕しようと思います。

人を家に呼ぶのは恥ずかしいですが、
この怪獣が居るからしょうがないと説明して、開き直っています。
我が家は日本人から外国人まで来客が非常に多いですが、
気にしてられません。

きれいな家だったら、壁に落書きをされただけでも
とてもショックで子供を叱ってしまいそうです。
ボロ屋だったら、少々のことはまあいっか、と
思える心のゆとりがあると思います。

新居に引っ越した時の喜びを家族で味わえる

何か目的があって、ボロ屋で我慢しているのであれば、
目的を達成した時、例えばマイホームを購入した時など、
家族みんなで喜びを分かち合えると思います。

思いっきりリフォームできる

持ち家がボロ屋の場合は、
D.I.Yを好きなだけ出来ます。
きれいな家だと気に入らなくても、
なかなか工事に踏み込めません。

しかし、ボロ屋だったら、やったらやっただけ
きれいになるのでD.I.Yのやりがいがあります。
D.I.Yで世界に一つだけの個性的な家が
出来るかもしれません。

気持ち次第でどうにでもなる

ボロ屋は嫌だ、嫌だと思って住んでいても
楽しくないどころか、気持ちがどんどんネガティブに
なってきます。

ボロ屋でも快適な暮らしが出来るように
家の中の生活環境を整えていくことが重要です。

唯でさえボロ屋なのに、家の中が散らかっていると
本当にみすぼらしい家になってしまいます。

・掃除や片付けをまめにして、清潔な部屋にしておく。
・余計な物をごちゃごちゃ置かない。
・テーブルの上に物を置きっぱなしにしない。
・毎朝空気を入れ替える。
・水周りはこまめに掃除をして余計な物は置かない。

など、日頃から習慣づけておくと、
部屋の中が清潔に保たれます。

また、簡単に直せるところは直したり、
ペンキで壁を塗り替えるだけでも
かなりボロ屋のイメージが変わります。

また、玄関前に植木鉢を置いたり、
家の中にお花や観葉植物を置くと、
家の雰囲気が明るくなります。

家の中に飾るお花は道路脇に生えているような
野花でも十分かわいらしいです。
私の息子たちはお花摘みが大好きなので、
よく摘んできては食卓に飾っています。

ボロ屋はデメリットのことばかり考えると、きりがありません。
それよりもメリットの事を考えて住めば、
きっと暮らしが楽しくなってくると思います。

ボロ屋も捨てたもんじゃないんですよ。