多くの人が憧れて始める田舎暮らしですが、
実は田舎に引っ越したものの、
田舎暮らしに失敗して、
引っ越してしまう人が本当にたくさんいます。
その理由は人とのコミュニケーションが
うまくいかずに精神的に参ってしまうからです。
田舎移住を失敗しない為にはまずは「あいさつ」から
移住者が多い場所での田舎暮らしは
コミュニティが薄いので、
比較的に移住者は住みやすいです。
しかし、移住者が少ない地域に移住する場合は
その地域のコミュニティがとても強いので
地域の人々とうまく人間関係を築かないと
住みにくくなってきます。
では、どうやったらうまく人間関係を築けるのか?
それは、まずは「あいさつ」からだと思います。
まずは、引っ越しをし終わったら、
お隣さんにご挨拶に行ってください。
最近、都会では引っ越して来ても
挨拶回りをしない人が多いので、
隣近所にどんな人が住んでいるか
全くわからない人も居るでしょう。
しかし、田舎は人と人が都会よりも密に深く関わってきます。
これから円満な人間関係を築く為にも
挨拶回りは最低限しておきたい事です。
お隣さんからや近所の人から情報を集める
お隣さんに挨拶をしに行きます。
なるべく手土産を持って行きましょう。
最初の印象が大事です。
(関連記事:田舎で本当に喜ばれる手土産はこれです!)
そして、住んでいる地域によって、
細かく地区が分かれている所があるので、
それとなくお隣さんにどこまでご挨拶に伺ったらいいか、
訪ねてみて下さい。
的確なアドバイスが貰えるとと思います。
アドバイスが貰えなくても、
何となく感覚は掴めると思います。
そして、アドバイス通りに挨拶回りをする。
これをしただけで、誰も知らなかった場所だったのに
知り合いができます。
田舎の人は、本当に心暖かい人が多く、
そしてとても人に対して好奇心が旺盛です。
オープンマインドで自分から挨拶すると楽になる
私もそうでしたが、田舎暮らしを始めて当分の間は非常に『見られている』
という感じがして、嫌な気分になった時期があります。
しかし、田舎の人は都会から引っ越してきた知らないあなたの事に
非常に興味があるのです。
自分から挨拶をして、アピールする事で「見られてる」という
気持ちが薄れ、次第に気持ちが楽になっていきます。
田舎移住に失敗しやすい人
監視されている!!と思い過ぎる人
閉鎖的な人や、人の視線が気になって
「常に見られている、監視されている!」と思いこんでしまう人は
田舎が苦痛になってきます。
実際に、地元の人とうまく付き合うことが出来ずに
別の場所に引っ越して行った移住者を何人も見てきました。
その人達に共通している事は、
自分達の興味や趣味が合う人達とだけ交流をして、地元の人とは関わらない。
ここで言う、交流とはどこかに遊びに行くとかでは無く、ただ挨拶をしたり、
立ち話をする程度です。
このちょっとの差で、住み心地が断然変わってきます。
地元の人と日頃からコミュニケーションをとっていると、
あなたがやりたいと思っている事をきちんと伝えることが出来、
それに対しての意見や助言を貰えます。
時には助けてもくれます。
相手に主義主張を押し付けない
例えば、あなたは移住して、どうしても自然農でお米を作りたいと考えています。
他にも何人もの人がお米を育てている様な田んぼの一画で、
誰にも何も言わずに、自然農を始めたら、どうなるでしょうか?
きっと周りでお米を育てている人達はとても嫌がります。
現役でお米を育てている殆どの人は自然農を理解していません。
そして、草が生茂る田んぼを見て、病気や虫が湧く懸念をします。
あなたも、隣の田んぼで農薬を撒いているのを見て、
とても嫌な気分になります。
そして、あなたと地元の人で、少しづつ溝が出来て来ます。
もし、ちゃんと事前に地元の人達に伝えていたらどうでしょうか?
自然農とはどうゆう事かを説明して、理解してもらえれば、
それに適した場所を探しくれるかもしれません。
あなたが一生懸命、丹念にお米を育てている姿を見て、
自然農の素晴らしい所を理解してくれるかもしれません。
美味しいお米が出来たら、
自然農を広めることができる可能性もあります。
人は変えられない、自分が変わる
地元の人が昔からしている習慣はあなたが
駄目だと思う事でも変えられません。
何もせずにそれを主張すると、煙たがられ嫌がられます。
唯一、変えられる可能性を秘めている手段は、
あなたがまず行動をして、地元の人と絶えず交流していく事だと思います。
その事であなたの事をより理解してくれて、
あなたがしている事にも興味を持ってくれるかもしれません。
地域のコミュニティに参加する必要性について
偽善ではない本当に必要なボランティア
ご近所付き合い以外でも、
地元の人と信頼関係を築く為にも
入っておいた方が良い組織があります。
一つ目は消防団です。
高齢化が進み、消防団員も高齢化し、隊員の数も減ってきています。
しかし、温暖化により台風や集中豪雨の被害が
全国的に大きくなっている様です。
あなたが困っている時も必ず助けてくれます。
お金では無い、助け合いは田舎では本当に重要です。
あなたが住む地域がこの先どうなるか!
二つ目は集落の自治会に入る事です。
これはこの地域でずっと住もうと思っている人は
必ず入った方がいいです。
組織に入ったら、集落のイベントのお手伝いや、神社の掃除、
地域のゴミ拾いなど、地区によって様々な事をすると思います。
これは、地元の人達と密に関わる事が出来、
自分が欲しいと思う情報を集めることができます。
そして、この組織はその地域の今後の方針を話し合いで決めるので、
そこは参加して、住みやすい環境を維持していきたいです。
何より、地域の人達と信頼関係を築く事が出来るのが一番のメリットです。
実際に、私もそのおかげで、
住む家が無くて困っていた時に助けてもらいました。
もし、何も参加してなく、自分達の世界だけ築いていたら
誰も手助けはしてくれなかったでしょう。
楽しく暮らすためには地元の人とのコミュニケーションが必要
田舎での人とのコミュニケーションは本当に大切です。
私の周りでも、オープンマインドで地元の人と
接している移住者の友達がいます。
彼らは地元の人からより良い情報を得て、年々、楽しい事、
面白い事を追求し、新たな事を挑戦しています。
彼らは本当に楽しそうに暮らしています。
夢中になれる事がある人はとても魅力的に見えます。
ありのままの自分で生きられる
私と旦那も地域のイベントや行事にはできるだけ参加しています。
そして、夫は消防団に入団し、自治会の役員もしています。
時には、イベント、行事が重なり、毎週末、その行事で潰れることがあります。
しかし、地域と深く関わった事で、自分達が得ることの方が多いと感じています。
地元の人たちから見ると、少し変わっている夫婦ですが、
そんな人もいる事を理解して貰え、地元の人しか居ない小さな集落で、
自分を飾らずに済むようになりました。
人と人とが繋いでくれたご縁
そして、私たちの事が人から人へ話が伝わり、
私達の知人の知人、つまり私達にとっては全く知らない、
会ったこともなかった人から、
山奥の古民家と広大な山を無料で譲渡してもらいました。
私達自身もこの事はかなり驚きましたが、
これも人と人が繋いでくれたご縁だと思っています。
田舎暮らしは世間がとても狭いので、
人と人との関わりを大切にして下さい。
より一層、田舎暮らしが楽しくなるはずです!!
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