知らない外国人が家に泊まりに来る！？

前回は、カウチサーフィンという
コミュニティーツールがある事を話しました。
今回は、私がカウチサーフィンを始めたきっかけや
実際、体験して感じたことをお話ししたいと思います。

私は数年前、愛聴しているPodcastの番組内
(旅のスタイル研究所 http://tabitabi-podcast.com/picco/)で
カウチサーフィンの事を初めて知りました。

旅好きの私達夫婦、カウチサーフィンのシステムを知り、
こんな田舎の地で、色々な国の人と出逢えるのは
面白そうだと思いました。

しかし、現実は子供が産まれたばかりでそれだけで手一杯・・・・
もう少し、落ち着いてから始めよう、と旦那と話していました。

それから数年が経ち、二人目の子供が誕生して、
ますます子育てに追われるようになりました。

そんなある日、オーストラリア人の友達から連絡がありました。
「ゴールドコーストに住んでるいとこが日本に来ていて、
全国各地旅をしているんだけど、そこに数日、
泊めさせてもらっていいかな？」とのこと。

会ったことがない外国人を家に泊めるのは
とても抵抗があり、心配でした。

しかし、親友の頼みだし、親友のいとこだから、
いい人に決まっていると思い、泊りに来てもらうことにしました。

泊りに来た友達のいとこは24歳のサーファーガール。
自然療法の事、オーガニック食品、ハーブの事にとても詳しく、
そして、ベビーシッターの仕事をしていてので、子供の扱いが上手。

直ぐに意気投合して仲良くなりました。

私や旦那が楽しいだけではなく、子供達もとても楽しそう。
言葉が通じなくても、自分をアピールして遊んでもらおうと必死でした。

そんな姿を見て、外国人が家に泊まりに来るのは

親はもちろん子供にも刺激があっていいのでは！!

と考え、ずっと始める事を躊躇していた
カウチサーフィンを始める事にしました。

カウチサーフィンに登録して2週間目ぐらいに
初めてのリクエストが届き、家に泊まりに来る事になりました。

彼は日本のど田舎在住のオーストラリア人の男性。
休日に彼の自宅から車で5時間かけて、遊びに来てくれました。
彼に家の近所を案内したり、食事して遅くまで
一緒にお酒を飲みました。

ほとんど二泊三日一緒に過ごします。

寝食を共にするので、出逢いから3日間ですが急速に仲良くなります。
帰る頃にはカウチサーフィンの枠を超え、本当の友達になっています。

実際に、彼は一年後、お友達を連れて遊びに来てくれました。
毎回、「私の家にも家族で泊りにおいでよ」と誘われます。

初めてのゲストが来てから、
月に2、3回リクエストが届くようになりました。

最初のうちはなるべく評価が良ければ
泊めてあげるようにしていたのですが、

最近はこちらからゲストをある程度絞って、
泊ってもらうようにしています。

何故かというと、
「ただで泊まれて、旅の資金が浮くからいいや」
と、安易にカウチサーフィンを利用する人が増えたからです。

あまり、コミュニケーションを取ろうとせず、wi-fi繋げてずっと
インターネットをする。食器の片付けなど、お手伝いをしない。

一緒にいても、大人も子供も面白くない上に、刺激がない。
その割に私がその人の為に使う時間がかなりあるので勿体ない。
(布団の準備や掃除、メールの返答などの時間)

人とコミュニケーションするのが面倒くさい、どうでもいい、旅に疲れている、
そうゆう人達はAirbnbの方が向いていると思います。

なので、私は宿泊のリクエストを受けると、プロフィールをまず見て、
その人が面白そうな人か、会って見たい人かどうか判断します。
そして、メールでなぜここに泊まりたいのかなど、
細かく聞くようにしています。

外国人の観光客は年々かなり増えています。

ここはかなりの田舎なので、
宿を探している人はまだ少ない方ですが、
都会や都会から近い田舎では、
本当に多くの外国人がカウチサーフィンで宿を探しています。

お互いが嫌な気持ちにならない為にも、自分と考えが合う
ゲストを絞る事は重要な事だと思います。

ここで言う考えとは、カウチサーフィンとはどうゆうものか・・・・
趣旨をどう解釈しているかという事です。

私達家族は、カウチサーフィンで知り合った人達と、
キャンプに行ったり、サーフィンしたり、お酒を飲んだり、
楽しい思い出に残る時間を過ごして来ました。
そして、別れ際に、「私達の家にも是非遊びに来てね。」
と、行ってくれます。

世界中に友達がいて、泊りに行ける。

そう考えるだけでも楽しくなりますね。
私達家族もその人達の家に遊び行くのを
楽しみにしています。