こんにちは。タルボンヌです。
今日もぽかぽか陽気で気持ちがいい一日です。
家の外では田植えの準備が始まり、
冬眠していたカエルが活発に動き始めました。
早い人は今年の夏は子供と何をして過ごそうかと
計画を始めているのではないでしょうか?
夏休みの期間は子供が一年で一番成長するそうです。
自分の好きな事を思う存分できる時間は
大人でも子供でも本当の自分を知ることができる大切な時間です。
そんな特別な夏休みの一日を描いた絵本
「だいちゃんとうみ」を紹介したいと思います。
この絵本の対象年齢は4歳以上です。
小学生でも十分楽しめる内容だと思います。
「だいちゃんとうみ」のあらすじ
主人公のだいちゃんは夏休みのある日、
田舎に住む従兄弟のこうちゃんの家に遊びに行きます。
そこでだいちゃんとこうちゃん達は、
早朝から夕暮れまで、川でエビすくいをしたり、
船で魚釣りに挑戦したり、海水浴しながらみな貝捕りをして遊びます。
そんな田舎での一日をいきいきと描いた物語です。
「だいちゃんとうみ」の魅力
この絵本の作者、故太田大八さんは1918年生まれの長崎出身の絵本作家です。
彼は戦時中、徴用で広島市に入ったものの、間一髪で原爆被爆を免れ、
翌日の広島市の惨状を目撃しました。
この絵本は彼が一番楽しかった子供の時の記憶を描いた物です。
主人公のだいちゃんは子供の時の作者ご自身です。
物語の舞台は彼が子供時代過ごした長崎県大村湾。
戦争という厳しい時代に生きた彼だからこそ、
家族や友人たちと過ごした、掛け替えのない
楽しい記憶を作品として残したかったのでしょう。
この絵本を読んでいると、
子供から大人まで、太田大八さんの少年時代に
タイムスリップしたような気持ちになります。
こんな夏休みを子供と一緒に過ごせたらいいですね。
参考元:ウィキペディア(太田大)
まとめ
「だいちゃんとうみ」は子供はもちろんですが、
大人にも是非読んで頂きたい絵本です。
今は情報化社会で、忙しい一日が益々忙しく感じるようになりました。
この絵本はITやデジタルが無い時代。
そんな時代だったからこそ、こんなにも穏やかに流れる時を描けたのでしょう。
この絵本は夏休みに是非読んで欲しい特別な一冊です。
夏休みはデジタルから離れて、アナログで子供と遊んでみませんか?