田舎の危険な生き物ベスト5!!これを知って危険から身を守れ!

田舎暮らし

田舎は自然が豊かなので
人間以外の生き物の方が数多く生息しています。

危険な植物もありますし、
危険な動物もたくんさんいます。

そんな生き物の中から、
そこら辺の草むらによく生息している、
身近にいる本当に危険な生き物をベスト5にしてみました。

田舎にこれから住まれる方や、
休日を田舎で過ごされる方の参考になればと思います。

田舎の身近な危険な生き物ベスト5

5位 毛虫

えっ!毛虫と思われる方もいるかと思います。
しかし、毛虫の中には毒毛を持つ種類の毛虫がいます。

特にイラガチャドクガの幼虫は注意が必要です。

イラガは柿や桜、梅、りんごなどのバラ科の木や
カエデ類、栗などの木の葉裏に集団で生息しています。

チャドクガはツバキ科の葉に集団で生息しています。

どちらもどこにでもありそうな木の葉に集団で生息しているので、
一匹だけではなく、同時に数匹刺されることもあります。

イラガは地方名で「デンキムシ」と呼ばれていて、
刺されたらハチに刺されたような激しい痛みがあります。

チャドクガは細かい体毛が風にのって付着します。
この体毛には毒があり、付着すると猛烈なかゆさに襲われます。
痒いからと言ってかくと、毒が広がり痒い個所が広がっていきます。

そして、ハチと同じように一度刺された経験がある人は
2回目以降、アレルギー反応を起こす場合があるそうです。

刺された時の詳しい対処法は
やべどうネットさんのサイトに載っています。

イラガに刺されたときの症状と対処法

チャドクガに刺された時の症状と対処法

時々みかけるので、
木に近づく時はよく注意して下さいね。

4位 ムカデ

都会でもムカデは居ると思いますが、
田舎は頻繁にムカデに遭遇します。
しかもサイズが大きい。
繁殖期が5月~8月なのでその頃
活発に動いています。

ムカデは2匹で居ることが多いので、
一匹居ると、近くにもう一匹が潜んでいます。

ムカデは外にももちろんいますが、
湿った暗い場所が好きなので家の中に入り込んできます。

なるべく寝る時に蚊帳を貼って寝るようにしていますが、
蚊帳を貼ってない時に限って、就寝中に頭の上に降ってきたり、
足を噛まれたりなど、年に1回はムカデの被害に合っています。

私の知り合いはムカデが怖くて、布団の周りに新聞紙を敷き、
殺虫剤を枕元に置いて寝るそうです。
一度、就寝中に噛まれると、しばらくの間は
その経験がトラウマになる方もいるようです。

ムカデは湿った場所が好きなので、
洗濯物を入れた洗濯かごに潜んでいることも多いので
夏場の洗濯時は注意して下さい。

ムカデは噛むだけではなく、
たくさんある足の先で皮膚を傷つけて酵素毒をぬってきます。
先週、私はこの毒のおかげで顔の一部が腫れました。

というのも、就寝中にムカデが落ちてきて、
顔面を這われたからです。
噛まれはしませんでしたが、嫌な痛みが残りました。
すぐに患部に熱めのお湯を流し、その後石鹸で洗いました。
それでも15分ぐらいジリジリとした嫌な痛みが続きました。

その後、腫れは引きましたが今度は痒くなり、
細かいかさぶたのようになりました。
完治するまで1週間ぐらいかかりました。

人によってはムカデに噛まれると、アナフィラキシーショックの
症状が出る人もいるそうです。

ムカデについて詳しい情報は
熊本シロアリ.comさんのサイトに載っています。

3位 ダニ

ダニは姿が全く見えないのでとても厄介です。

草むらに入った後は、手足にダニが付いていないか
よく確認してください。
ダニは野生動物が運んでくることが多いので、
野生動物をよく見かける場所はダニがいる可能性が高いです。

よく、ニュースで危険なダニとして知られている「マダニ」は
そこら辺にいくらでも居ます。

私も夫も、子供たちも数回、マダニに噛まれたことがあります。
屋外で遊んでいたり、山で仕事をしていたら、
防ぎようがないほどダニが至る所に居るのです。

◎マダニに噛まれない対処法は、長靴、長袖、長ズボンを履いて、
畑や庭、山に行く。

以前、林業をしていたお爺さんから聞いた話ですが、
炭小屋(炭を作る小屋)があった場所の近くはダニが居ないそうです。
ダニは炭が嫌いなのかもしれないので、
ダニを寄せ付けない策として、炭を撒くのも効果があるかもしれません。

しかし、いくら注意していてもズボンの裾や靴にダニが
気付かないうちに付いています。

そのまま気がつかないまま、ダニがズボンの中にまで這ってきて、
吸血される場合もあります。
衣類にダニが付いているのに気がつかないまま他の衣類と洗うと、
他の衣類にダニが付いてしまう事があります。
ダニは洗濯機で洗われたぐらいでは死なないのです!!

マダニの吸血によって、感染病になる場合があります。
・日本紅班熱 
・ライム病 
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重篤化した場合は死に至る事があります。
特に免疫力が落ちて居る時や、
お年寄りの方が重篤化するようなので注意して下さい。
ダニに刺されて数日後に、高熱や下痢、嘔吐、発疹などの
症状が出てきたら、すぐに病院で受診して下さい。

ダニはウィルスを運んでくるので、とても気持ちが悪いです。
以前、夫が畑の草刈りをしていた時、ダニに吸血されました。
噛まれて数分後、血圧が下がっていき、呼吸が苦しくなり、
みるみる具合が悪くなりました。
アナフィラキシーショックだったのです。
すぐに病院に行き、点滴をしてもらったおかげで、
体調はすぐに回復しました。

それ以降も、林業をしていた夫は
何度もダニには刺されていますが、
アナフィラキシーショックにはなりません。
ダニによって持っているウイルスが違うので
大変気味が悪い存在です。

2位 ハチ

田舎は緑が多い分、ハチがとっても多いです。
そして種類も様々。
ハチの種類によって、巣の作り方が違います。
軒下に巣を作るハチ、土の中に巣を作るハチ、
木の枝に巣を作るハチ。 さまざまです。

ハチが動き回る4月~10月ぐらいまでは
生い茂った草むらや、山に入る時は本当によく注意して下さい。

特にスズメバチ、アシナガバチはとても攻撃的です。

近くに巣があると威嚇してきます。
それでも巣に近づこうとするなら、攻撃してきます。

見張り役のスズメバチが侵入者に毒針を刺して攻撃します。
また、鋭い牙で噛みついてくることもあります。
スズメバチが刺した毒の中には警報フェロモンが含まれていて、
その匂いで巣に居た仲間が次々と巣から出てきて
侵入者を攻撃します。

スズメバチはとってもとっても怖いハチです。

以前、私の夫と知人が消防団のボランティア活動で
山中、遭難者を捜索していました。
その時、運悪く知人がスズメバチに刺されてしまいました。
私の夫も知人もハチのアレルギーを持っています。
特に知人は重度のハチアレルギーなので、
みるみる具合が悪くなってしまいました。

たまたま、夫がエピペン注射液(アドレナリン注射液)を
持っていたので、山中で注射を打って、
すぐにドクターヘリを呼び、病院に行ったおかげで
一命を取り留めました。

ハチのアナフィラキシーの症状は非常に怖いです。
特にスズメバチの毒は強いので大変危険です。
はじめてハチに刺された人でも、もしアレルギーがある人なら
アナフィラキシーの症状が出てから15分で心肺停止し、
死に至る事があります。

これから山で働かれる方や
病院まで遠い山中に移住される方は
ハチのアレルギー検査をすることをおすすめします。
ハチによって全国で年間、数十人の方が亡くなっているそうです。

アナフィラキシーってなあに.jpさんのサイトに詳しい情報が載っています。
気になる方はそちらのサイトよりご確認ください。

1位 マムシ

私は田舎に引っ越してくるまで、
マムシという蛇を聞いたことはあるが、
どんな蛇か全く知りませんでした。

田舎に引っ越してきてびっくり!!
ご近所の方々から、「マムシに注意してよ~。」
と、頻繁に言われます。
実際に毎年何度も目撃します。

子供と屋外で遊ぶ時は一日に何回も
「蛇が出るから、足元をよく注意して歩きなさい!」
と言うのが、口癖です。

マムシは水場が近い場所や草刈りした草の下、
田んぼの畦、落ち葉の下、川辺の岩場など
至る所にいます。

草刈りをした後の雑草の山を移動させる時に
手を草の中に入れて噛まれた。
という話をよく聞きます。

マムシはそんなに動きが早いヘビではありません。
とぐろを巻いて、尾っぽを動かし威嚇してきます。

そして、攻撃してくる時だけ、目に見えない速さで
噛んで毒液を体内に注入してきます。

噛まれた患部は激しい痛みと出血があり、腫れてきます。
もし噛まれたら、何が何でもすぐに病院に行ってください。
病院でマムシ抗毒素血清が投与されます。

この処置が早ければ早いほど、軽症で済むそうです。
それでも一日は入院しなければなりません。
症状がひどい人は1か月も入院したと、聞きました。
そして噛まれた患部周辺がマムシ柄になったそうです。

毒へびのマムシ。
田舎の人は食用で捕まえる人がいます。
マムシを捕まえて、マムシ酒を作ったり、
焼いて食べたり。
とっても元気になるそうです。

なぜ、マムシが1位かと言うと、草むらや庭、水場に
本当によく居て、強い毒を持っているからです。

先日も子供たちと、暗くなってからカブトムシ捕りに
出かけた時、暗闇の道路に2匹もマムシがいて、
気がつかずに踏みそうになりました。

ヘビはよく移動するので、
子供が遊ぶ庭や畑、水場にも現れます。

休日田舎で虫取りや、キャンプをされる方は、
マムシの存在を知らない方もいるかと思いますが、
本当に危険ですので足元をよく確認してから
歩いて下さいね。

 

まとめ

日本にもさまざまな種類の危険な生き物が居ます。
北海道でしたらヒグマ、沖縄でしたらハブ、
内陸の山中でしたらツキノワグマなど、
場所によって生息する生き物が違います。

自然の中で暮らすことはそういう生き物とも
上手にお付き合いしなければなりません。
何が危険であるか、どのようなところに
潜んでいるか、生き物の事をよく知り、
危険を回避することがとても大事です。

今回のランキングに入った動物は
本当にそこら辺にいる身近な動物なので
もし、田舎で過ごす機会がある方は
注意して下さいね。

磯遊びの基礎知識 〜子供と遊ぶ アウトドア〜

コメント

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