これから田舎暮らしを始めようと思っている方、
又は既に田舎暮らしをしている方の中には
「古民家に住みたい!!」
と思われている方がたくさんいると思います。
古民家は、機械があまり無かった時代に
大工さんが木組みで丁寧に一つ一つ手作業で建てた家です。
現在の住宅メーカーの家とは違って、
大工さんの個性や腕によって、一つと同じ物がなく
そこがまた魅力的です。
次の世代が住んでも家が壊れないように柱や梁が太く、
かなり丈夫に建てたれています。
残念な古民家の現状
しかし、せっかくしっかりとした造りの古民家でも、
きちんと手入れをしていなければ、 どんどん傷んでいきます。
また、誰も住まなくなり、部屋の空気の流れが停止
してしまうと湿気がたまり、家はだんだんと腐っていきます。
残念ながら、田舎には何も手入れをされずに
放置された古民家が本当に多いです。
よく手入れされて、状態が良い古民家を購入するのが
一番良いのですが、
そういった古民家は値段が相場よりも高かったり、
人気がある為になかなか見つけられません。
ほとんどの方は、条件に合いそうな古民家を見つけても
リフォームが必要になる事を前提に考えて下さい。
隅々まで見ることが大事
古民家を購入する前に、その家の状況をよく判断してください。
暫く住んでいない家は、床が腐っているかもしれません。
フワフワする場所が少しでもあれば要注意です。
雨漏りはしないかどうか。天井に水が流れた跡は無いか?
水回りは大丈夫か?水漏れしていないか?
台所の戸棚は腐っていないか?
紹介してくれた不動産会社や近くの業者に
リフォームをしたらどのくらい費用が必要なのか?
購入前にしっかりと聞いて、購入するか判断してください。
家は安いけど、リフォーム費用が家の価値よりも
高くなる事はよくある事です。
また、自分でリフォームする方も
いらっしゃると思います。
自分で古民家のリフォームどうなの?
自分でリフォームする場合、
まず道具を揃えなくてはなりません。
ドライバーやハンマーなどの工具セット、
丸ノコ、インパクト、ノコギリ、ドリル、
カンナ、ノミ、攪拌器・・・・
リフォームをする内容によって、
必要なものがどんどん増えていきます。
そして、カンナやノミなど、
取り扱い方が難しく、使えるようになるまで、
時間がかかる道具もあります。
そして、古民家は9割は歪んでいます。
どこもかしこも歪んでいる為、
一つ一つ細かく測りながら作業する為、
とてもとても時間がかかります。
そして、一つ直そうと思ったら、
次から次へと問題点が出てきます。
定年退職後、趣味でコツコツ直す様な方は
いいのですが、家を直しながら働くのは
なかなかの重労働です。
そして、とても時間がかかります。
大工仕事が大好きで趣味でされる方は
いいのですが、それ以外の方は
道具や材料を揃える費用と、作業時間を
考えて、業者に頼むのか、
自分でリフォームするか考えてみて下さい。
業者に頼む
メリット
引っ越してすぐに問題なく家に住める。
家に費やす時間がなくて済む。
デメリット
自分でリフォームするよりかなり費用がかかる
自分でリフォーム
メリット
ゆっくり時間をかけて、好きなようにできる。
技術が習得できる。
道具を揃えている為、作ろうと思ったら自分で色々なものが作れる。
費用が安い。
出来上がった物は思入れが深く、愛着が湧く。
デメリット
とにかく時間がかかる。
住みながらリフォームすると、生活が落ち着かない。
自分の腕次第の出来栄えになる。
自分の生活スタイルに合わせて、どちらにするかご検討ください。
迷われている方は、下記のサイトからリフォームの
費用や条件を簡単に複数の会社から比較できるようです。
一度、見積もりをとって、それからどうするか考えるのも
いいかもしれませんね。
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