子供のアレルギーの原因?脳にも危険な油の真実

子育て

近年、アレルギーの子供が本当に増えてきています。
現代社会の生活環境の変化がアレルギーの
子供が増加する原因になっていると思います。
今回はその中でも毎日食べる事が多い
油に注目をして話したいと思います。

皆さん、普段どんな油を使っていますか?
普段、私達が食べている油には大きく分けて
飽和脂肪酸不飽和脂肪酸があります。

飽和脂肪酸は牛肉や豚肉、乳製品など動物性脂肪に
多く含まれています。
飽和脂肪酸は体内で合成できる為、
必ずしも食事から取る必要はありません。
むしろ食べ過ぎると肥満の原因になるので注意したいです。

不飽和脂肪酸は化学構造の違いから
オメガ3脂肪酸(主にα-リノレン酸)
オメガ6脂肪酸(主にリノール酸、アラキドン酸、γ-リノレン酸)
オメガ9脂肪酸(主にオレイン酸、エルカ酸)
と分類されます。
オメガ9脂肪酸は体内で合成できますが、
オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸は体内で合成できない
必須脂肪酸です。

必須脂肪酸は脳の発達や体を作るときの成分になったり、
血中の中性脂肪やコレステロールの量を
コントロールする働きがあります。

そして、不飽和脂肪酸を科学的に加工して作られているのが
トランス脂肪酸です。

 

◎それぞれの脂肪酸の特徴や代表的な油の種類は次の通りです。

オメガ3脂肪酸

炎症を抑えて免疫を増強する生理活性物質の原料になります。
つまり、アレルギー抑制、炎症抑制、血栓抑制、血管拡張
の作用があります。

オメガ3脂肪酸が多く含まれる油
亜麻仁油、シソ油、エゴマ油、イワシやサンマの脂

 

オメガ6脂肪酸

炎症性のある生理活性物質の原料です。また
つまり、アレルギー(花粉症、アトピーを含む)の促進、
炎症促進、血栓促進、血液を固める作用があります。

オメガ3脂肪酸が多く含まれる油
ベニバナ油、コーン油、ごま油、大豆油、グレープシードオイル

 

オメガ9脂肪酸

悪玉コレステロールの濃度を下げる、美肌、美容、便秘に効果的が
あるそうです。

オメガ9脂肪酸が多く含まれる油
オリーブオイル

 

トランス脂肪酸

悪玉コレステロールを増やし、心臓病や流産、子宮内膜症、
不妊症、アレルギー疾患、肥満などの原因として注目されています。
また母乳から乳児へトランス脂肪酸が移行する事が確認されています。
アメリカでは『安全ではない』と結論付け、
トランス脂肪酸が含まれる食品を2018年6月までに
全廃するそうです。

トランス脂肪酸が多く含まれる食べ物
マーガリン、ショートニング、菓子類、ファストフード

オメガ6脂肪酸とトランス脂肪酸の摂取に注意

ここまで読んで頂いた方はもうお分かりだと思いますが、
オメガ6脂肪酸と、トランス脂肪酸は摂取しすぎると大変危険な油です。
大人も大変注意したいですが、子供、特に妊娠中や幼児期は
人間形成で重要な時期ですので特に注意したいです。

摂取した油はアレルギーだけではなく、脳にも影響を与えます。
脳神経が急速に発達する幼児期に脂肪酸の栄養バランスが
慢性的に悪い状態にあると、成人した後もうつ病になりやすいそうです。
うつ病患者はオメガ6脂肪酸の生理活性物質のレベルが高いと言われています。
脳の60パーセントは脂質でできているので頷けます。

Designe

ですが、オメガ6脂肪酸も血中のコレステロールを
下げる作用などもあり、必要な油です。
理想的な摂取量の目安は
オメガ3脂肪酸1に対してオメガ6脂肪酸が1〜4 です。
しかし、オメガ6脂肪酸は普段私達が食べている
お米や麦、卵や加工食品の中にも
1日に必要な油分が入っているので
敢えてお料理で取る必要は無いそうです。
逆に、オメガ3脂肪酸と、オメガ9脂肪酸を
摂取するように心掛けたいですね。

花粉症対策は乳児期からすべし。花粉症に強い体づくり。

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