私の子供達は「ウンチ」という言葉が大好きです。
朝から晩まで何度ウンチ!といっているでしょうか・・・
私が幼かった頃も、確かにウンチという言葉は、
何だか言っただけで面白く、友達も面白がる
魅力的な言葉でした。
今も、昔も変わらないんですね。
そんな息子たち、やはり「ウンチ」がお題の絵本も
とっても大好きです。
特に3歳の次男坊はなぜか毎晩「ウンチ」の絵本を
枕元に持って来て、『読んで〜!!』『読んで〜』と
要求してきます。
うんちの絵本はさまざまなありますが、
特に息子たちの心に刺さった「うんち」に
まつわる絵本を3冊、ご紹介致します。
みんなうんち
五味 太郎
この絵本は「うんち」の絵本の入門書です。
1077年に発行された本ですが、
時代と共に色褪せる事もなく、
現代の子供達にも好かれる名作中の名作絵本です。
動物や、虫、人間がどんな風にどんな形で
どんな大きさのウンチをするのか、
五味太郎さんの独特のイラストで文字数が少なく
とってもシンプルにわかりやすく描いています。
ですから、赤ちゃんの時から楽しめる絵本です。
絵本の中に「おとなもうんち」「こどももうんち」
「おまるでうんち」「おむつでうんち」
という言葉と一緒にそれぞれ絵も描かれています。
そのページになると「自分はこれだ!!」
といって、どのお子さんも指を指して教えてくれるでしょう。
ウンチの絵本は小さな子供でも大好きなので、
絵本に興味がないお子様でも、
この絵本によって、絵本に興味を持つように
なるかもしれません。
ウンチ効果は本当に凄いです。
うんち したのは だれよ!
ヴェルナー ホルツヴァルト
この絵本の主役は不運なモグラくん
ある日、地面から顔を出した瞬間、
頭の上にボッテリ大きなウンチが落ちてきます。
怒ったモグラくんは頭にウンチを載せたまま、
犯人探しに出かけます。
出会う動物達に犯人ではないか疑うモグラくん。
そこで動物達はウンチをして見せて、
モグラくんの頭の上のウンチと違う事を証明します。
最終的に、ウンチのプロフェッショナルのハエに
犯人を教えて貰って、復讐に行くというストーリー。
モグラくんがずっと頭の上にウンチをを載せたまま
犯人を探している描写がとても可愛くて面白いです。
また、動物達がウンチををする時の音!
「ピシャッ!」「ラタッタッタ!」「ピュルッ!」
子供達はこの音に大爆笑です。
イラストがとってもかわいく、
ユーモアたっぷりの絵本だと思います。
この絵本は2歳ぐらいから楽しめる絵本だと思います。
ちきゅうがウンチだらけにならないわけ
松岡 たつひで
この絵本は、1匹の飼い犬がウンチについて
疑問に思ったことから始まります。
「ぼくはウンチを人に拾ってもらうけれど、
カラスはウンチを人に拾ってもらわない。」
「そういえば、ほかの虫や動物もウンチを
人に拾ってもらわない。何でしたままなんだろう?」
そして、ウンチについて調べに行きます。
陸上で一番大きなウンチをする動物、
小さなウンチをする生き物、
地上でウンチをする生き物、
木の上でウンチをする生き物、
空からウンチをする生き物、
水の中でウンチをする生き物。
こんなにたくさんの生き物がウンチをしたら、
地球はウンチだらけにならないのか?
と疑問に持つ犬。
そこからウンチが最終的にどうなるのかを
探りに行きます。
ウンチは特定の虫の栄養源になったり、
陸地でも海でもさまざまな生き物の栄養にとなり、
循環していきます。
この事についてこの絵本では素敵な絵で
わかりやすく説明しています。
この絵本の最後のページで飼い犬のウンチが
ゴミ箱に捨てられます。
「ぼくのウンチはゴミ箱に捨てられ、
人のウンチは水に流されてしまう
だれかのやくにたっているのだろうか?」
と、飼い犬が疑問を投げかけて終わります。
現代は人のウンチやオシッコは下水処理場や、
浄化槽でお金をかけて処理されています。
お金をかけて処理するようになったのは、
近代のことで、江戸時代は高値で糞尿は
売買されていました。
(参考元:江戸時代がわかるお役立ちサイト 江戸Campusさん)
化学肥料など無かった時代、
人糞を発酵させ有機肥料にして畑に撒いてました。
当時は、化学調味料など無かった時代。
きっと人々はいいウンチをしていたので、
ウンチからいい堆肥が出来て、
美味しい野菜を栽培していたんだろうな〜
と想像してしまいます。
畑に撒かれた発酵ウンチは雨が降るたびに
徐々に地中に染み込んでいきます。
その栄養が川にも流れていたでしょう。
そして川や海にまで流れて、
プランクトンや植物の栄養になっていたと思います。
近年、日本各地で磯焼け
(海藻が死滅して、そこに住む生き物が居なくなる現象)が
深刻化してきています。
磯焼けの原因は一つの事では無くさまざまな要因が
重なって起きています。
この絵本を読むと、
「磯焼けの原因の一つは人のウンチと関係があるのでは!」
と考えてしまいます。
この本は読むたびに奥が深いな〜と
感じさせてくれる絵本なので、
子供だけでは無く、大人も是非読んで欲しい絵本です。
私は松岡 たつひでさんの絵本が大好きで何冊も持っています。
彼は1968年から世界を探検しながら
素晴らしい自然の絵本を子供達のために描いています。
彼の絵は生き物がとても活き活きと描いていて、
本当に生き物が大好きなんだな〜と感じさせてくれます。
その想いが子供達にも伝わっているようです。
この絵本は一般的に小学生からと言われていますが、
私の子供(3歳児)がとても好きなので、
2、3歳児でも楽しめると思います。
興味を持つことが一番なので、
お子様が興味があるようなら、
どんどん読んであげていいと思います。
少し前に話題になった、「うんこかん字ドリル」
子供が興味があるウンチを題材にして漢字を覚える。
絵本にもこの事が共通していると思います。
絵本にあまり興味を持たないお子様でも、
一度ウンチを題材にした絵本を読み聞かせてください。
もしかしたら、そこから絵本に興味が湧くかもしれません。
是非試してみてください。
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