安くて実用的な薪ストーブはキャンプや災害時にも大活躍

田舎暮らし

我が家は3年前から薪ストーブで
冬の寒い期間、家の中を暖めています。
家の中で炎の揺らめきを楽しみながら、
家族や友達と過ごす時間は特別な時間で、
他の暖房器具では味わうことができません。

炎の揺らぎには1/fゆらぎという癒し効果があり、
ただ眺めているだけで、
とてもリラックスした気持ちになります。

そんな薪ストーブ、都会では豪邸にしかない
贅沢な物だと思われていますが、
簡単に設置できて安い薪ストーブもあります。

そして、家の中だけではなく、
キャンプや野外イベントの時にも使えて、
大変便利です。

そんな便利で安い薪ストーブをご紹介します。

ホンマ製作所の時計1型ストーブ

我が家の冬の室内を暖めてくれて、
キャンプやアウトドアでは欠かせない存在の
薪ストーブ、それはホンマ製作所の時計1型ストーブです。

ホンマ製作所は新潟に本社がある「火と煙」に関連する製品を
製造、販売している創業40年の会社です。

価格がリーズナブル

ホンマ製作所の時計型薪ストーブは
お値段が鉄板製の物なら四千円台で
ステンレス製でしたら8000円台で購入できます。

この価格なら気軽に薪ストーブを始められます。

軽いので持ち運びができる

ストーブ本体の重さが5キロぐらいなので、
女性でも軽々持ち運びできます。

薪で暖が取れるうえに、
コンロ代わりに使えるので、
四季を問わずにキャンプや
アウトドアイベントで大活躍します。

また、災害時の備えとして置いといても、
非常に有効だと思います。

万能調理機

鉄板の上はコンロとして使えます。
鍋やフライパンを置いて、炒め物や煮物など
簡単に作る事ができます。
鉄板の上には鍋が2~3個ぐらい載るので、
同時進行で複数の料理を調理することができます。

そして、鉄板の上にはめ込んである大小大きさの違う輪っかを
外せるようになっているので、
それを外してさまざまな大きさの羽釜をはめ込む事できます。

羽釜でご飯を炊くだけではなく、輪っかを外して、
その上に網を置いたり、食材をくしに刺せば直火で焼くこともできます。
そして、網やくし刺しの棒の上にオイル缶や羽釜をひっくり返して置けば、
燻製も簡単に作れます。

焼き芋やピザも焼くことができるので、
ガスコンロよりもお料理の幅が広がります。

薪ストーブ初心者や借家の人に特におすすめな理由

薪ストーブライフに憧れる多くの人は
家に置くなら、鋳物製の重厚な薪ストーブがいい
と、思われるかもしれません。

たしかに鋳物製の薪ストーブは見た目がいいし、
鉄板製やステンレス製の薪ストーブよりも
蓄熱するので、長時間部屋を暖める事ができます。

そして、耐久性は鉄板製やステンレス製よりもいいです。

しかし、工事が大変です。
壁や天井に穴をあけて、煙突を通さなければならないし、
そのストーブに合った煙突を用意しなければいけません。
輸入メーカーのストーブを購入して設置するまで、
おおよそ100万円~170万円も費用がかかるそうです。

まず借家でしたら、そんな大規模工事は難しいと思います。

持ち家の場合でも、そんなに費用をかけて設置した薪ストーブでも
結局、使わなくなった人がかなり居るようです。

その理由は

薪の調達が大変

薪ストーブの燃料は薪です。
薪は購入するか、
木を買ったり、拾ったり、貰ったりしてたくさん集めて、
薪割りをしなければなりません。

薪を購入する場合、その費用はエアコンの電気代や
ストーブの燃料費よりも高くなります。

自分で木を集めて薪割りをする場合、この作業がなかなか大変です。
薪割り機という機械が3万円~20万円ぐらいで販売されていますが、
この機械があっても、薪割りが面倒で苦手な人にとっては重労働です。

②ご近所トラブル

薪ストーブは木を燃やすので煙が出ます。
ご近所が密接している住宅地でしたら、
その煙が近隣の家の中に入ってしまったり、
干している洗濯物に匂いが付いてしまいます。
それが原因で苦情が来ることがあるそうです。

③メンテナンスが大変

薪ストーブを使用する前や使用中、使用後など、
年に数回煙突の掃除をしなければいけなせん。
その作業が面倒な人には薪ストーブは向いていません。

そのような理由で、高額な費用を掛けて薪ストーブを
設置したにも関わらず、使用しなくなる人がたくさんいます。
そして、使わなくなってしまった薪ストーブを撤去するのが
とても大変です。
鋳物製の薪ストーブは非常に重たいので、
大人が二人居ても移動が難しい場合があります。

なので、薪ストーブライフを始めて見たい人や
借家の人には簡単に設置できて、価格も安い
ホンマ製作所の時計1型ストーブが非常におすすめです。

とりあえず薪ストーブを試しに使ってみて、
本当に薪ストーブライフが自分に合っていたら、
高価な物に買い替えるといいと思います。

私の家の設置方法

私の家は借家なので、壁に穴をあけるわけにはいきません。
そこで、夫に煙突を通す穴を加工してもらいました。

ステンレス版に煙突が通る穴と、
その周りに冷却用に小さな穴をいくつも空けました。
そのステンレス板を加工した木枠に付けて、
窓で挟んでいます。

本来でしたら、壁や屋根に穴をあけて
そこにめがね石をはめ込みます。
その穴に煙突を通して屋外に煙突を出します。
煙突は非常に高温になる為、煙突に接している部分が
不燃材を使用しなければなりません。

薪ストーブを置く場所は土間で、壁から1メートル離れた窓際に
ホームセンターで購入したU字溝を二つ平行に置いて
その上に薪ストーブを置いています。

薪ストーブに必要な道具

薪ストーブを使う上で、必ず必要な道具があります。
どの道具も、近所のホームセンターで売られている様な物です。

灰とりスコップ 

灰を取る為のスコップです。
安い物でも十分使えます。

灰掻き棒

ストーブの中で灰を寄せたり、
薪や炭を移動させるのに使います。

炭ばさみ

薪を移動させたり、ストーブの上の輪っかを
外す時に使います。

刷毛

ストーブ周りの灰や木くずなどのゴミを掃除する為の刷毛です。

皮の耐熱グローブ

薪ストーブの扉を開閉する時や、ストーブの上の輪っかを外す時などに
やけどをしないように着用します。

灰入れ容器

ストーブに溜まった灰を入れる容器。
ストーブから出したばかりの灰は長時間熱いので、
不燃素材で蓋つきのものがいいです。
入れたばかりの灰は熱いので、不燃素材の床や台の上に
置いて保管して下さい。

煙突掃除用のブラシ

煙突の長さに応じて、柄がジョイントできるブラシです。

ホンマ製作所時計1型ストーブの耐久性

私が使用しているのはホンマ製作所のステンレス製の薪ストーブです。
冬の間はほぼ毎日使って、
冬以外はキャンプやアウトドアでかなり使っています。
新品から使い始めて、2回冬を越しました。
傷みはありますが、今年はまだまだ使えそうです。

使い方や薪ストーブの素材によって、
ストーブの寿命はかなり変わります。
私の友人は同じストーブを使っていますが、
海岸で拾ってきた流木を時々薪で使っていたので
ストーブが錆びて底に穴が空いてしまいました。

彼は大変そのストーブが気に入っていたので、
同じものを買い替えていました。

また別の友人は自宅にガスが無いので、
薪ストーブで朝昼晩の食事を作っています。
彼が使っているのは一番安い鉄製の薪ストーブです。
一年間、毎日使っているので、
1~2年で買い替えが必要だと言っていました。

買い替えの場合は、ストーブと傷みがある煙突部分だけの
交換になるので、1万円前後で交換できると思います。

友人のように毎日使いこむようになったら、
もう薪ストーブに慣れているでしょうから、
買い替え時に他の薪ストーブにしてみるか
検討してみるのもいいかもしれません。

まとめ

ホンマ製作所の時計型ストーブは
安いのに万能な薪ストーブなので、
家の中に設置するのが難しい人でも
アウトドアでは気軽に使うことができます。

そして災害時にも大変活躍するアイテムなので
持っていても損はしないと思います。

私の友人は庭の東屋に薪ストーブを置いて、
四季を問わず屋外で宴会を楽しんでいます。
寒い日はビニールシートで、東屋の周りを囲います。
それだけで東屋の中はとっても暖かいです。

アウトドアのみで薪ストーブを使用される方は
煙突が長い必要が無いので、
本体と煙突がセットになった物を購入すると
すぐに使用できるので大変便利です。

 

私は薪ストーブ使用時に炎を観たかったので、
別売りの窓ガラス付け替え扉をも購入して、
本体に付いている扉と付け替えました。

我が家は薪ストーブを使うようになってから
確実に生活が変わりました。
火には凄い魔力があると日々感じています。

是非あなたも体験してみてください。