先日、保育士歴23年のこどもコンサルタントをされている原坂一郎先生の
「言うことを聞かない!落ち着きない!男の子のしつけに悩んだら読む本」
を読みました。
私の息子達とてつもなくやんちゃです。
人の言う事は全く効かない。
危険な事ばかりする。
後先考えずに行動してしまう・・・
怒っちゃいけない、イライラしたらいけないと分かっていながらも、
あまりにも息子達が言うことを聞かないと
ついイライラしてしまう事があります。
感情的にならないでどうしたらもっと伝わるのだろうか?
その解決策のヒントがあるかもしれない!!
と思いこの本を読んでみました。
今回はそんな男の子の子育て本
言うこと聞かない!落ち着きない! 男の子のしつけに悩んだら読む本
について簡単にご紹介したいと思います。
男の子だからしょうがない!
文頭でもお話ししましたが、私の息子達はとにかくやんちゃ。
木や高い塀があると登ってしまうし、自転車に乗ったらわざわざ急な
下りの坂道を猛スピードで下りようとします。
水たまりにはもちろん入っていくし、お砂場遊びをしたら手だけではなく
全身を使って遊ぶので、洋服がすぐにドロドロになってしまいます。
冬でも躊躇なく海や川に入っていくし、本当にとにかくじっとしていません。
幼稚園やスーパーで見かける子供達は息子達ほど激しくないので、
大丈夫かな~と心配していました。
しかし、この本に書かれている「これが男の子だ!」
という特徴がまさに私の息子達にぴったり当てはまったので、
暴れん坊の子供は息子達だけじゃないとわかってホッとしました。
これが男の子だ!
・とにかく動くのが好き。動く物に惹かれる。
・冒険的な事が好き。
・自分の操作で物が動いたり音が出たりするのが好き。
・何でも触って確かめたい、構造や仕組みを確かめたい。
・「したい」と思ったら、せずにはいられない。後先考えない
・強い物が好き、自分が一番になりたがる。
・荒っぽいこと、破壊的な事が好き。
・ふざけること、品のないことが好き。
・汚いことを汚いと思わない、気にしない。
・一人でも平気、おたく傾向がある。
男の子というのは、女の子と考えている事が全く違う生き物なので、
息子達の行動が理解しがたい部分がたくさんあって当然のようです。
お母さんを困らせたいが為にやってしまうのではなく、
男の子は気になったらやらずにはいられない好奇心旺盛な生き物なので
お母さんも「男の子はこうゆうもの」だと、思ってしまった方が気が楽になるそうです。
しつけとは「教える」こと
私は急いでいる時など、言う事を聞かない息子達に
イライラしてしまって強い口調になってしまう事があります。
その後は決まって「あ~怒ってしまった。駄目な母親だな。」
と後悔します。
とは言っても、子育てしているとそんな場面ばっかりです。
それでも理解しがたい行動が直らない息子達。
よその目からは「ちゃんとしつけをしているのかしら?」と
言っているような冷たい目線を浴びることも。
「もっと叱るべきですか?注意はしてるんですよ!!」っと訴えたくなります。
やんちゃな男の子を育児中のお母さんなら、そう思う事があるのでは??
本当に息子達何度言っても、なかなか聞きません。
「何で聞いてくれないの!!」と思っているっと精神的に疲れてきます。
「男の子だからしょうがない。」と思うしかありません。
諦めた方がお母さんの気が楽になります。
できないのが普通。できたら凄い!!と思うしかありません。
できた時に「~できたね。」と認めてあげると、
子供は自信をつけ、自分から進んでするようになるそうです。
しつけとは叱ったり、怒ったりすることではなく「教える」事。
根気よく穏やかに何度も教え込む事がとても重要です。
教えたことが今すぐできなくても全く気にする事は無いそうです。

「10回言って改まったらラッキー!」と思って、
気楽に気長に子育てしましょう。
5W語は使わない
私もよくやってしまいます。5W語を使った言葉づかい。
急いでいる時に息子達がどこかへ行ってしまう時に
「どこに行くの!!」
塀の上を登ろうとしている時
「何をしているの!!」
砂を家の中に入れようとする時
「何でそんなことするの!!」
と、ついつい言ってしまいます。
しかし、実はこの言い方は子供にどうして欲しいか伝わっていません。
大人は言葉のニュアンスでどうして欲しいかわかりますが、
言葉がまだそれほど発達していない子供にとっては、
親が本当に伝えたい意味までは理解できないそうです。
なので5Wを使った間接的な伝え方では無く、
ちゃんと伝えたいことをストレートに言わないと子供には伝わらないそうです。
急いでいる時に息子達がどこかへ行ってしまう時に
「どこに行くの!!」→「こっちへ戻ってきなさい。」
塀の上を登ろうとしている時
「何をしているの!!」→「危ないからやめなさい。」
砂を家の中に入れようとする時
「何でそんなことするの!!」→「家の中に砂を入れてはだめよ。」

ちょっとした言葉遣いの差で、子供への伝わり方が変わります。
子供に注意する時は気を付けたいですね。
罰をちらつかせて言うことを聞かせようとしない
これも日頃の子育てでやってしまっているな~と思いました。
「片付けないと、置いて行くよ」
「片付けないと、おやつなしよ」などなど・・・
この本を読んではっとさせられました。
これは完全に脅しの一種です。
息子達に常日頃から脅しをしていたなんて、
親として情けなくなりました。
こんな言い方を続けていると、
脅されて怖い、悲しいからしぶしぶ行動に移す子供になってしまいます。
本当の意味で行動が改まる事がないそうです。
「~すると、~できるよ!」と言うように、
楽しいことへ期待を持たせる言い方をすると、
子供は自ら進んで動いてくれるそうです。
「子供が自ら進んでやろう!!」という気持ちにさせるのが
しつけがうまくいくかどうかの分かれ道になるようです。

言い方ひとつで伝わり方が全く違うんですね。
まとめ
この本にはやんちゃな男の子とどうやって向き合って子育てするか、
ヒントがたくさん載っています。
怒ったり、イライラしないで楽しく子育てをしたい方は
是非読んでみてください。
今まで、気になった育児本は読んできましたが
その中でも、やんちゃな男の子に特化した育児本で
読みやすくとても面白いです。
この本を読み終えて、改めて息子達を観察すると、
今まで「何でこんなことするの!!!」と思っていた行動が
かわいらしく思えてきます。
肩の力を抜いて、今しかない貴重な子育て時間を楽しみましょう!!