なぜ私が家と山をもらえたのか!田舎の不動産裏事情

田舎暮らし

私と旦那は2017年1月に会った事が無かった人から
山奥にある古民家と山をもらいました。
正しく言うと初めてお会いしてから、
2回目に会った時でした。

出会って2回目で譲渡してもらうことに!

知人から「もうすぐ壊す家があるから、
使えそうな物があったら、貰っていいみたいだよ!」
と言われたので、アンティークの物や古材を集めるのが
趣味の私と旦那は、早速その家に行きました。

その時、初めて家の所有者と会いました。

とても立派な古民家。
しかも、3棟も建っていて、池まで付いている。
確かに家はかなり古いがまだまだ使えそう。

壊すのはかなり勿体無い。
しかし、初めてお会いした人に家の事をあれこれ言うのも
どうかと思い、家の事は何も言わずにその日は帰りました。

素敵な家だったので、ずっと心に残っていました。
それから1ヶ月後、また所有者を紹介してくれた知人から
電話がかかってきて、「あの家いらんか!」と言われたのです。

確かに欲しいけど、現実問題、直ぐに払えるお金を持っていない・・・・
どうしよう・・・と思っていたら、知人がまた「ただで譲るそうだ!」
との事。半信半疑ですぐに家の所有者に会いに行きました。

家に着くと、すでに譲渡する段取りを始めていて、
境界線の話や、山の場所など具体的な話をしました。
こうして、私達は家と山をもらいました。

 

私達だけではない、密かな社会現象

なぜ、私達が家と山を知らない人から
もらえる事になったのか。

「家を貰う」事は私だけでは無く、
私の友人や友人の友達も同じような経験をしたと言ってました。

また、以前登記手続きのことで調べている時に、
Yahoo知恵袋で、「財産にならない家と山を
相続して困っている、売りたけど価値がないし、
固定資産税はかかるし、どうしたらいいですか?」
という、投稿を目にしたことがあります。

また、最近では家の売主と買主を結ぶマッチングサイトで
売主が破格の値段で家を売りだしている人もいます。

※家のマッチングサイトのことについての詳しい記事
田舎で家を探している方に朗報!!画期的なサイトを見つけました。

 

 

これは全国の過疎化が進んだ地域でどこにでも起こり得る
密かな社会現象になっているのでは!!

と思いました。

 

家はこうして空き家になり崩壊します。

では、なぜ家を手放したいのか?
過疎化が進んだ地域は、多くの空き家を目にします。
かつて、そこにはお爺さんやお婆さんが住んで居ました。

お爺さんやお婆さんが亡くなられたり、
または一人で住むのが大変になり彼らは
老人ホームや彼らの子供の家で暮らすようになります。

かつて住んでいた家は誰も住む事がなく、
彼らの子供が家の世話をするようになります。

時々来ては、家の空気を入れ換えたり、周りの草刈りをしたり。
家の世話をしに来る人達も高齢化が進みます。
そして、彼らは都会に暮らしている人が多く、
年々、来るのが億劫になったり来なくなります。

殆どの人は、そのまま、放置しっぱなしになり、
家が荒れ、崩壊していきます。
それが、既に崩壊している家です。

彼らの中には、家の事がずっと心配になっている人もいます。

 

里の事を大事に思う人ほど、家を譲ってくれる。

先祖代々守って来た里が荒れる不安。
家が崩壊して、ご近所に迷惑をかけないか・・・・

いざ家を壊して、更地にしようと思っても、
かなりのお金が必要です。

更地にしても、草は生えて宅地が荒れます。
山も手入れをしないと、山崩れの心配があります。

かと言って、売ったとしても、安い割には色々な手数料がかかる。
直ぐには買い手は見つからない。
何より代々守って来た土地、見ず知らずの人が住んで、
周りの人に迷惑をかけないかも心配です。

おそらく、過疎地ではそのように古い家の事で悩んでいる人が
たくさんいるような気がします。

私達は運良く地域活動に積極的に参加していたのもあって、
家の所有者とも繋がる事が出来たのだと思います

 

 

人生の大きな選択

今後、益々地方は空き家が増えます。
家と土地をただでも貰って欲しいと思う人もきっとこれから増えて来ます。

一方、東京ではオリンピックで地価が高騰して、年々土地の値段が上がります。
同じ日本、しかし都会と田舎は全く別世界です。

生き方も変わってきます。
一人ひとり違う人生、自分の選択で人生が変わっていきます。
どこに住んでいても楽しく生きたいですね。

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コメント

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  2. […] これから田舎の空き家はどんどん増えていきます。 私が家を貰えたように、「タダ同然でもいいから売りたい!」 と思っている人は実際に結構います。 「家いちば」では、そんな物件 […]